むつみ福祉会について
理事長あいさつ
当法人は、昭和63年に社会福祉法人として設立され、翌年の平成元年に法人事業の第一歩として「むつみグリーンハウス」の運営が始まりました。当時は、身体障害者福祉法に基づく授産施設として、三つ葉の水耕栽培、パチンコ部品の組み立てなどを行うことが主な作業でした。
あれから30年以上経過した令和3年の現在、障害者総合支援法に基づく福祉サービスである、生活介護事業(むつみグリーンハウス)、居宅介護/移動支援(なごみ居宅・移動サポートセンター)、相談支援事業(障害者相談センター(一歩)、名古屋市の委託により中区障害者基幹相談支援センター及び精神障害者地域活動支援事業(あかもん)を運営するまで事業の拡大が図られ、さらに平成27年4月から名古屋市の指定管理者として重症心身障害児者施設(ティンクルなごや)の運営を行うに至りました。
設立当初は、理事長は地域で活動されている方に就任していただき、「地域とともに歩もう」の方針で事業を進めてまいりました。これが法人の発展の基礎となり、役員、評議員及び職員の努力によりここまで発展してきました。それでもなお、設立当初と同じように特別支援学校卒業後の行き場所確保が喫緊の課題となっているのが現状です。
さらに親の高齢化に伴う自宅での介護の困難な状況や親亡き後に対応するための住まいとなるグループホームに加えショートステイや生活介護事業所など地域生活拠点としての役割が果たせる多機能型施設の整備が求められており、早急に実現したいと考えています。
今後、これまで通り重症心身障害児者の支援に注力しつつも、多様な障害特性に対応した利用者の受入れや事業の展開を想定した職員の支援能力や技術の向上にも力を注いでいきたいと考えております。
地域そして役職員と一体となって諸事業を遂行しつつ、様々な課題の解決に向けて努力いたしますので、皆様の一層のご支援、ご指導を賜りますようお願いいたします。
あゆみ
昭和38年6月 | 重症心身障害児の母たちが発起人となり「むつみ母の会」として活動を開始 |
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昭和39年6月 | 全国重症心身障害児(者)を守る会 結成 |
昭和41年5月 | 「むつみ母の会」が愛知県重症心身障害児(者)を守る会を結成 全国重症心身障害児(者)を守る会の愛知県支部となる。結成大会を挙行 |
昭和52年12月 | 愛知県重症心身障害児(者)を守る会施設設置運動開始、以後2年間にわたり会員の積立金開始 |
昭和53年4月 | 愛知県石油商業組合で協力決定、県下3,500ヵ所のガソリンスタンドに募金箱設置 |
昭和53年5月 | 愛知県遊戯場共同組合パチンコ余り球募金交付、以後毎年 |
昭和53年6月 | サモア内田橋商店街チャリティーオークション及び竹筒募金開始 |
昭和54年4月 | 初めてバザー実施、以降毎年実施 |
昭和54年7月 | 会員アンケート実施、通所施設設計希望が圧倒的多数 |
昭和57年11月 | 愛知県石油商業組合「希望の箱」募金完了、会員積立完了 |
昭和58年4月 | デイサービス施設を進める会に加入し市への陳情開始 |
昭和61年4月 | 名古屋市短期計画に守る会の施設建設を盛り込む |
昭和62年8月 | 名古屋市より土地の貸与決定63年着工64年開所決定 |
昭和63年2月 | 短期募金目標1,500万円決定、地区別懇談会で意思統一 |
昭和63年4月 | 社会福祉法人設立準備のため1名採用 |
昭和63年5月 | 社会福祉法人認可申請 |
昭和63年7月 | 通所訓練施設「むつみハウス」開所、言語・作業訓練開始 |
昭和63年9月 | 社会福祉法人むつみ福祉会許可 |
昭和63年11月 | 建設着工 |
平成元年5月 | 「むつみハウス」開始 |
平成元年6月 | 1日より「むつみグリーンハウス」「デイサービスむつみ」開所 |
平成6年6月 | 「むつみグリーンハウス」「デイサービスむつみ」開所5周年式典挙行 |
平成11年11月 | 「むつみグリーンハウス」「デイサービスむつみ」開所10周年式典挙行 |
平成13年4月 | 知的障害者との相互施設認可、身体障害者相談支援事業開始(週2日) |
平成14年4月 | 中区障害者地域生活支援事業認可、三階を作業室に改修、二階をデイサービス、三階を授産として 使用開始 |
平成15年4月 | 「むつみグリーンハウス」定員35名認可 |
平成16年4月 | 重症心身障害児(者)通園事業「むつみ通園センター」開所 |
平成16年10月 | 身体障害者療養施設通所型事業「むつみ通所療養センター」開所 |
平成18年10月 | 「デイサービスむつみ」「むつみ通所療養センター」を廃止、指定生活介護事業「むつみ生活センター」に移行 |
平成21年5月 | 相談支援事業「中区障害者地域生活支援センター」大須に移転、事務所開設 |
平成22年4月 | 居宅介護事業、移動支援事業「なごみ(居宅・移動)サポートセンター」開所 |
平成23年4月 | むつみグリーンハウス・むつみ生活センターを生活介護事業所「むつみグリーンハウス」に統合 「むつみ通園センター」を廃止 |
平成23年10月 | 障害福祉サービス事業「なごみ居宅サポートセンター」に同行援護の追加指定を受ける |
平成24年4月 | 相談支援事業「障害者相談支援センター一歩」事業開始 なごみ居宅サポートセンター・なごみ移動サポートセンターをむつみグリーンハウス館内に移転 |
平成25年12月 | 「名古屋市重症心身障害児者施設」指定管理者選定プレゼンテーション参加 |
平成26年3月 | 名古屋市より、名古屋市重症心身障害児者施設の指定管理者に指定、4月開設準備室開所 |
平成26年4月 | 「名古屋市中区障害者基幹相談支援センター」受託運営開始(受託期間5年間) |
平成27年4月 | 名古屋市重症心身障害児者施設「ティンクルなごや」を指定管理者として運営開始(受託期間10年間) 5月 開設記念式典挙行 |
平成29年4月 | 「あかもん(精神障害者地域活動支援事業)」開所 |
平成30年11月 | むつみ福祉会創立30周年式典挙行 |
平成31年4月 | 「名古屋市中区障害者基幹相談支援センター」「あかもん(精神障害者地域活動支援事業)」の 継続受託決定 (受託期間5年間) |
令和5年7月 | 「名古屋市中区障害者基幹相談支援センター」「あかもん」名古屋市中区富士見町に移転 |
むつみ福祉会の理念
設立母体である『愛知県重症心身障害児(者)を守る会』の基本理念である「最も弱いものをひとりももれなく守る」ことを念頭において、障害者・家族・地域・職員が結び合った施設とし、重度障害者の生きがい保障と豊かな未来をめざす。
むつみ福祉会 法人概要
法人名 | 社会福祉法人むつみ福祉会 |
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設立 | 昭和63年9月13日 |
事業開始 | 平成元年6月1日 |
代表者 | 理事長 水谷正人 |
役員数 | 10名 |
評議員数 | 10名 |
従業員数 | 常勤職員140名、非常勤職員33名(令和6年4月現在) |
事業所 (事業内容) |
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スタッフ募集
社会福祉法人むつみ福祉会は、障害者の方が仕事をしたり、余暇を楽しんだりするために通っていただく場所です。
どんなに障害が重くても、その人なりの自立した生活が送れるよう日々活動しています。
利用者の方々の仕事の手助けや、余暇活動を一緒に楽しんでもらえるスタッフさん、ボランティアさんを募集しています。
正社員として、パートとして働いてもらえる仲間も募集していますので、お気軽にご応募ください。