中区障害者基幹相談支援センター
運営会議(令和4年度)
行政機関、民生委員、各部会の代表等で構成。隔月に開催。課題の共有、協議、調整、権利擁護の情報共有、 などを行なっています。
専門部会の協議で見えてきた課題等
(4)日本語を理解できない方の転居等での引継ぎ支援について
現状・課題 | ◆外国籍で日本語が不得手な母と福祉サービスを利用中の知的障害児の家庭が区内で引越し予定(学区変更) ◆転居先の学区での小学校入学準備や手続きが母親一人では難しい状況 ◆以前民生委員が対応した入学準備や手続きを転居先でもできるか不明 ◆支援者関係者は、保健C、民生委員、児発事業所、ヘルパー事業所、民生子ども課(通訳)、病院、療育C、計画相談の8機関。相談員と連携はとれているが、中心となるキーマンがいない |
現状・課題に対する意見 | ◆民生子ども課や保健Cから外国籍の家庭や障害児童家庭の情報提供があり、学校や民生委員で対応の連携ケースがある ◆通訳については国際センターに依頼し、本人へ付き添いサポートができる ◆外国籍の家庭の場合、英語の出来る保護者が家庭へ情報を伝える支援を行なっているケースがある |
解決に向けた取り組み (対策) |
【ケースにおける取り組み】 ◆令和4年度より橘学区地域支えあい活動連絡会議に基幹Cとして参加。地域住民も含めた相談支援体制の在り方について検討しつつ、今後の他の学区への参加についても協議をしている 【中区自立支援連絡協議会における取り組み】 福祉ふれあいサポーター部会において各学区への出張訪問の実施。名城学区、栄学区、新栄学区、御園学区の民生委員・児童委員協議会へ訪問。障害の理解への啓発活動を行なっている。その中で少しずつ民生委員・児童委員と障害のある方の関わりの現状が確認できてきた |
(3)8050問題 親亡き後の生活について
現状・課題 | ◆80代高齢両親と生活介護利用中の50代愛護手帳2度の方の3人暮らし ◆母の病状が深刻で本人の世話や自宅の掃除などが出来なくなった状態で母が自宅内でのヘルパー利用を拒否。両親の介護保険のヘルパーに買い物のみを頼んでいる状況。本人は現生活介護での創作活動に意欲的である ◆家族から慣れている生活介護の法人のグループホームの利用希望があったが、空きがなく、環境変化に弱い本人に対し他グループホーム入居も含めどのような支援をしていくといいか?本人の望む現生活介護に通所をかなえたい |
現状・課題に対する意見 | ◆グループホームの体験利用以外にも自宅での生活継続方法や一人暮らしなども検討し、一つずつ検証してはどうか ◆両親が話せるうちに資産状況の確認し、成年後見制度の利用検討など、親亡き後の生活について話し合った方がよいのではないか |
解決に向けた取り組み (対策) |
【ケースにおける取り組み】 ◆母が逝去し父と二人暮らしとなった。住んでいたアパートからの退居を機に本人はグループホーム体験を行ない、入居となった ◆父と成年後見制度の利用について話し合っている。権利擁護事業の金銭管理サービスの利用から始める ◆生活介護通所は毎日しており変わらず創作活動には意欲的である |
(2)ゴミ屋敷への対応と連携について
現状・課題 | ◆精神障害者の方から中社協へ相談があったケース ◆他区へ引っ越し日が決まっているが、大量のゴミが室内にあり、収入が年金のみでゴミ処分のお金もない。本人が一人ではどうにもできない状況 ◆引っ越し後は自分でできる事はしたいという本人の気持ちがある |
現状・課題に対する意見 | ◆対応できる施策がない ◆区役所地域力推進室は室内だけの対応は不可。外までゴミがあふれて地域から苦情が出ている場合対応する |
解決に向けた取り組み (対策) |
【ケースにおける取り組み】 ◆中社協・中保健C・中基幹Cで支援会議を開催 ◆状況確認のため本人宅へ訪問。その後本人と今後の生活や段取り、スケジュールを確認 ◆引っ越し後のヘルパー利用を本人へ提案 ◆引っ越し先の区の社協・保健C・基幹Cへそれぞれの機関から引継ぎの連絡実施 ◆中環境事業所へゴミの引き取りを依頼。後日大掃除とゴミ処分のため訪問、本人立ち合いの元、民生委員の協力も得ながら片づけを行なった ◆令和4年度より橘学区地域支えあい活動連絡会議に基幹Cとして参加。地域住民も含めた相談支援体制の在り方について 検討しつつ、今後の他の学区への参加についても協議をしている 【中区自立支援連絡協議会における取り組み】 相談支援部会にてケースの情報共有し、中区地域包括ケア推進会議生活支援専門部会からの「公的制度では対応できない生活課題に関するアンケート」を相談支援部会事業所も回答し、現状把握の協力を行なった |
(1)子どもの学校等関係機関との連携と外国籍の方へのコミュニケーション配慮
現状・課題 | ◆衝動性のある17歳の子どもの卒業後の進路について、相談員が学校など関係機関と具体的な連携をとれる関係が築けない ◆外国籍の母親とのコミュニケーションがうまくいかない |
現状・課題に対する意見 | ◆国際センターに依頼して三者通訳システム(トリオフォン)や通訳の利用などの工夫はできないか ◆中区社会福祉協議会では、地域福祉活動計画において地域住民向けへ「やさしい日本語」講座の開催を企画し進めている |
解決に向けた取り組み (対策) |
【中区自立支援連絡協議会における取り組み】 相談支援部会と児童部会において、学校との関係づくりについてアンケートを実施。東ブロック会で共通のアンケートも行ない、市自立支援連絡会へ報告。今後、教育現場と福祉の現場がつながるための「場」をどのように作れるか市と共に連絡会の中で検討していく |
活動報告
第6回運営会議
開催日時・場所 |
令和5年3月13日(月)13:30~15:00 中区役所6階大会議室 |
---|---|
出席者 |
8機関12名 |
内容 |
(1)社会資源情報の確認 (2)各部会の進捗状況確認 <課題共有> ① 連絡の取れない方に対する支援 ② アセスメント不足について ③ 日本語を理解できない方の転居に伴う引継ぎ支援 |
第5回運営会議
開催日時・場所 |
令和5年1月23日(月)13:30~15:00 中区役所6階大会議室1 |
---|---|
出席者 |
10機関14名 |
内容 |
(1)社会資源情報の確認 (2)各部会の進捗状況確認 <課題共有> ① 長期休み期間中の児童通所施設(放デイ、学童)の確保 ② 8050問題 親亡き後の生活について 障害福祉サービスから介護保険へ移行する時の課題と対応 |
第4回運営会議
開催日時・場所 |
令和4年11月1日(火)13:30~15:00 中区役所6階大会議室1 |
---|---|
出席者 |
11機関15名 |
内容 |
(1)社会資源情報の確認 (2)各部会の進捗状況確認 <課題共有> ① 強度行動障害の子どもの受け入れ先不足と家族のへのサポート体制について ② 再就職を検討中で精神不安をかかえる発達障害の方への支援について ③ 保育園と家族のコミュニケーション不足について 児童の計画相談の受け入れ状況について |
第3回運営会議
開催日時・場所 |
令和4年9月12日(月)13:30~15:00 中区役所6階大会議室1 |
---|---|
出席者 |
11機関14名 |
内容 |
(1)社会資源情報の確認 (2)各部会の進捗状況確認 <課題共有> なし |
第2回運営会議
開催日時・場所 |
令和4年7月22日(金)13:30~15:00 中区役所6階大会議室1 |
---|---|
出席者 |
7機関9名 |
内容 |
(1)社会資源情報の確認 (2)各部会の進捗状況確認 <課題共有> ①再犯を繰り返す方への対応と連携 ②就学児童への連携対応の困難さと成人への移行時の引継ぎ方法 ③ゴミ屋敷問題の対応について |
第1回運営会議
開催日時・場所 |
令和4年5月12日(木)13:30~15:00 中区役所6階会議室1 |
---|---|
出席者 |
6機関11名 |
内容 |
(1)社会資源情報の確認 (2)各部会の進捗状況確認 <課題共有> ①外国人を支援する上での言葉の壁(コミュニケーション方法) (3)各部会の進捗状況確認 ・東ブロック会議について |